午前:債券サマリー 先物は反落、米金利の先高観から売り優勢
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6日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。前週末に米長期金利が上昇し、この日の時間外取引で一段と水準を切り上げていることが国内債に売りを促した。 米サプライマネジメント協会(ISM)が3日に発表した24年12月の米製造業景況感指数が約9カ月ぶりの高水準となったことや、トランプ次期米政権の政策によってインフレ圧力が再燃するとの思惑が米長期金利を押し上げているもよう。米金利の先高観が国内債の重荷となり、債券先物は朝方に一時141円57銭まで軟化した。その後は日経平均株価の下落を受けて下げ渋る動きとなったが、あす7日に財務省が実施する10年債入札への警戒感などから戻りは鈍かった。 午前11時の先物3月限の終値は、前営業日比16銭安の141円74銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.115%と13年半ぶりの水準をつけ、その後は前営業日に比べて0.020%上昇の1.110%で推移している。 出所:MINKABU PRESS