東京株式(前引け)=続落、売り一巡後は下げ渋る
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19日前引けの日経平均株価は前営業日比373円33銭安の3万8708円38銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は12億1629万株、売買代金概算は2兆1394億円。値上がり銘柄数は645、対して値下がり銘柄数は943、変わらずは54銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は、朝方はリスクオフ一色の展開で、日経平均は一時700円超の下げに見舞われる場面もあったが、その後は買い戻しなどが入り下げ渋る動きをみせている。前日の米国株市場はFOMCでの0.25%の利下げは織り込み済みだった一方、FRBの金融政策スタンスがタカ派寄りに傾いたとの見方が浮上し、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく水準を切り下げた。これを受けて東京市場でもリスク回避目的の売りが噴出したが、外国為替市場では円安水準で推移しており、これを拠りどころに下値抵抗力を発揮した。まもなく発表される日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとのニーズは強いが、前日まで日経平均は4日続落していたこともあって、目先ショート筋の手仕舞い買い戻しが作用した形だ。 個別では売買代金トップのディスコ<6146.T>や売買代金上位にランクインしたアドバンテスト<6857.T>など半導体製造装置関連が軟調。ソフトバンクグループ<9984.T>も売られる展開に。ソシオネクスト<6526.T>も利食い先行。リクルートホールディングス<6098.T>が安く、住友林業<1911.T>も大幅に値を下げた。東邦亜鉛<5707.T>の下げも目立つ。半面、半導体関連では直近IPOのキオクシアホールディングス<285A.T>が頑強な値動き、日産自動車<7201.T>も上値指向を継続。IHI<7013.T>が高く、任天堂<7974.T>の強さも目立つ。日本郵船<9101.T>など海運大手も強い。シード<7743.T>、And Doホールディングス<3457.T>がストップ高人気。 出所:MINKABU PRESS