東京株式(大引け)=282円安と4日続落、再編思惑で自動車株への売買活発化

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市況

 18日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え持ち高調整の売りが優勢だった。業界再編思惑で自動車株への売買が膨らんだ。

 大引けの日経平均株価は前日比282円97銭安の3万9081円71銭。プライム市場の売買高概算は21億1006万株。売買代金概算は4兆1248億円となった。値上がり銘柄数は587と全体の約35%、値下がり銘柄数は994、変わらずは61銘柄だった。

 前日の米株式市場では、FOMCの結果待ちで持ち高調整の売りが優勢となりNYダウは267ドル安と9日続落。ナスダック指数も下落した。東京市場に移ってからも売り優勢の展開となり、日経平均株価は引けにかけ売られ3万9000円ラインに接近するなど軟調に推移した。「ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入る」と報道されたことを受け、業界再編思惑が台頭するなか自動車関連株への売買が膨らんだ。

 個別銘柄では、ファーストリテイリング<9983.T>やソフトバンクグループ<9984.T>、リクルートホールディングス<6098.T>が軟調。三菱重工業<7011.T>やIHI<7013.T>、フジクラ<5803.T>が売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が安く、任天堂<7974.T>やソニーグループ<6758.T>が下落し、ホンダ<7267.T>は売られた。この日新規上場したキオクシアホールディングス<285A.T>は、初値は公開価格を下回ったが売り一巡後は堅調な値動きとなった。

 半面、日産自動車<7201.T>と三菱自動車工業<7211.T>がともにストップ高に買われ、マツダ<7261.T>やSUBARU<7270.T>が値を上げた。トヨタ自動車<7203.T>もしっかり。アドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>、レーザーテック<6920.T>が買われ、キーエンス<6861.T>や関西電力<9503.T>、パーク24<4666.T>が上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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