東京株式(前引け)=63円高と反発、朝高後は持ち高調整売りで一時下げ転換
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16日前引けの日経平均株価は前営業日比63円11銭高の3万9533円55銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億1246万株、売買代金概算は1兆7144億円。値上がり銘柄数は821、対して値下がり銘柄数は746、変わらずは77銘柄だった。 前週末13日の米株式市場では、NYダウが7日続落となった一方、ナスダック総合株価指数は反発した。米ハイテク株が底堅く推移したことを受けて、週明けの東京株式市場で日経平均は上昇して始まった。朝方に一時161円高となったが、17~18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、18~19日に日銀の金融政策決定会合を控えているとあって、積極的に上値を追う姿勢は限られた。上昇一服後はポジション調整目的の売りが出て、マイナス圏に沈む場面もあった。もっとも外国為替市場でドル円相場は1ドル=154円に迫る水準と円安基調を続けており、全体相場を下支えした。繊維やゴム製品、機械といったセクターが堅調に推移。石油関連、陸運関連が冴えない展開だった。 個別ではアドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>が買われ、パナソニック ホールディングス<6752.T>や東レ<3402.T>がしっかり。神戸物産<3038.T>やソシオネクスト<6526.T>が上値追いの展開となり、フジクラ<5803.T>とセレス<3696.T>が頑強。三井ハイテック<6966.T>と丹青社<9743.T>が急伸した。半面、東京海上ホールディングス<8766.T>やオリエンタルランド<4661.T>が売られ、ヤマトホールディングス<9064.T>が軟調。アスクル<2678.T>が大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS