【↓】日経平均 大引け| 5日ぶり反落、米株安を受け利益確定売りが優勢 (12月13日)

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市況

日経平均株価
始値  39624.05
高値  39734.99(09:00)
安値  39247.41(11:11)
大引け 39470.44(前日比 -378.70 、 -0.95% )

売買高  19億9363万株 (東証プライム概算)
売買代金  4兆4220億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は378円安と5日ぶり反落、一時600円超安に
 2.前日の米国市場はNYダウが6日続落しナスダック指数も反落
 3.東京市場は前日までの上昇の反動で利益確定売りに押される
 4.ディスコや東エレクなど半導体関連や三菱重など防衛関連株が軟調
 5.フジクラやバンナムHD、サンリオ、ディーエヌエが値を上げる

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比234ドル安と6日続落した。エヌビディアやアマゾン・ドット・コムなどハイテク株の一角が売られた。

 東京市場では、日経平均株価は5日ぶりに反落。前日までの上昇の反動で半導体などハイテク関連や防衛など主力株に対する利益確定売りが優勢となった。

 前日の米株式市場では、NYダウが6日続落したほかナスダック指数も下落した。これを受け、日経平均は売り先行でスタート。前日まで4日続伸していたこともあり、利益確定売りが膨らみ、半導体関連などハイテク株や防衛関連の重工大手などの主力株が下落した。日経平均は前場には一時600円を超す下落となり3万9300円を割り込む場面があった。後場に入ってからは下値に買いが流入し下げ幅は縮小したが、週末で買いを手控える動きも強かった。寄り前に日銀が発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の業況判断指数(DI)はプラス14となり9月から1ポイント改善したが、相場への影響は限定的だった。株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)値は3万9434円85銭だったとみられている。

 個別銘柄では、三菱重工業<7011>やIHI<7013>、川崎重工業<7012>が安く、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>が売られた。ソニーグループ<6758>、トヨタ自動車<7203>が軟調で三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が下落。ファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>、リクルートホールディングス<6098>が値を下げた。
 半面、アドバンテスト<6857>やフジクラ<5803>が高く、バンダイナムコホールディングス<7832>やサンリオ<8136>、ディー・エヌ・エー<2432>、楽天グループ<4755>が値を上げた。西武ホールディングス<9024>や三井E&S<7003>、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>が上昇した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、バンナムHD <7832>、フジクラ <5803>、王子HD <3861>、ソシオネクス <6526>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約167円。うち135円はアドテスト1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、信越化 <4063>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約254円。

 東証33業種のうち上昇はパルプ・紙、海運業、その他製品の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)不動産業、(4)ガラス土石製品、(5)情報・通信業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)機械、(2)医薬品、(3)その他金融業、(4)精密機器、(5)電気機器。

■個別材料株

△タイミー <215A> [東証G]
 スキマバイトサービス市場の拡大で今期は連続最高益を計画。
△ハートシード <219A> [東証G]
 25年10月期赤字縮小へ。
△王子HD <3861> [東証P]
 上限10.1%の自社株買いを好感。
△大村紙業 <3953> [東証S]
 25年3月期配当予想を増額修正。
△ラクスル <4384> [東証P]
 第1四半期営業利益80%増と自社株買い発表。
△三井ハイテク <6966> [東証P]
 第3四半期2ケタ営業減益も進捗率88%。
△さくらさく <7097> [東証G]
 株主優待制度の新設を材料視。
△バンナムHD <7832> [東証P]
 「ELDEN RING NIGHTREIGN」を来年世界同時発売へ。
△西武HD <9024> [東証P]
 今期上方修正と自社株買い。
△イントループ <9556> [東証G]
 高収益案件拡大し第1四半期営業利益2.9倍。

▼JMHD <3539> [東証P]
 8~10月期営業利益は10%減。
▼MTG <7806> [東証G]
 マーケティング費過少計上の疑い判明。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ラクスル <4384>、(2)王子HD <3861>、(3)エニーカラー <5032>、(4)リンクユーG <4446>、(5)Aクリエイト <8798>、(6)バンナムHD <7832>、(7)三井ハイテク <6966>、(8)アバントG <3836>、(9)コムチュア <3844>、(10)アドテスト <6857>。
 値下がり率上位10傑は(1)鎌倉新書 <6184>、(2)グッドコムA <3475>、(3)JMHD <3539>、(4)オムロン <6645>、(5)セルソース <4880>、(6)IHI <7013>、(7)クラボウ <3106>、(8)CRE <3458>、(9)インターメス <262A>、(10)タツモ <6266>。

【大引け】

 日経平均は前日比378.70円(0.95%)安の3万9470.44円。TOPIXは前日比26.47(0.95%)安の2746.56。出来高は概算で19億9363万株。東証プライムの値上がり銘柄数は530、値下がり銘柄数は1053となった。東証グロース250指数は644.81ポイント(3.17ポイント高)。

[2024年12月13日]


株探ニュース

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