東京株式(前引け)=前日比156円安、一時3万8000円割れへ下落

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市況

 29日前引けの日経平均株価は前日比156円05銭安の3万8193円01銭。前場のプライム市場の売買高概算は7億5988万株、売買代金概算は1兆6691億円。値上がり銘柄数は812、値下がり銘柄数は759、変わらずは71銘柄だった。

 日経平均株価は下落。前日の米国市場は感謝祭で休場だったが、足もとで急激な円高が進行。朝方に発表された11月の東京都区部消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、12月の日銀金融政策決定会合での利上げ思惑も強まるなか、為替市場では一時1ドル=149円80銭台へ円高が進んだ。これを受け、日経平均株価も3万7986円まで下落する場面があった。ただ、3万8000円を割り込んだ水準では値頃感からの買いも入り、売り一巡後は下げ渋った。半導体関連株が下落し、自動車や機械など輸出関連株が安い。

 個別銘柄では、ディスコ<6146.T>やレーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>が安く、トヨタ自動車<7203.T>や日産自動車<7201.T>、三菱重工業<7011.T>、ファナック<6954.T>が下落した。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が高く、ニトリホールディングス<9843.T>が堅調。アドバンテスト<6857.T>やサンリオ<8136.T>が値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

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