午前:債券サマリー 先物は反発、米債券高を受け買い優勢
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28日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。米利下げ観測などを背景に、27日の米長期債相場が反発(金利は低下)したことを手掛かりに買いが優勢だった。 米商務省が27日に発表した10月の個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で0.2%上昇したが、市場予想と一致したことから米連邦準備理事会(FRB)が12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも利下げを続けるとの見方が継続。また、同日に実施された米7年債入札が堅調な結果となったこともあり、米長期金利は4.26%に低下した。加えて、為替市場で円高が進行したことから日銀の早期追加利上げの思惑がやや後退したこともあり、債券先物は午前9時40分すぎに143円04銭まで上伸する場面があった。なお、日銀は「残存期間3年超5年以下」「同5年超10年以下」「同10年超25年以下」「物価連動債」を対象とする国債買いオペを通知した。 午前11時の先物12月限の終値は、前日比19銭高の142円99銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%低下の1.050%で推移している。 出所:MINKABU PRESS