午前:債券サマリー 先物は続伸、トランプ氏の追加関税表明でリスク回避の動き

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市況

 26日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。トランプ次期米大統領が追加関税を表明したことを受け、リスク回避の動きから安全資産とされる債券が選好された。

 トランプ氏が22日に次期財務長官に財政規律を重視するとみられるスコット・ベッセント氏を指名したことで、25日の米市場では債務膨張が抑えられるとの見方から長期金利が低下。これが国内債の追い風となり、債券先物は買い優勢でスタートした。その後は伸び悩む場面もあったが、トランプ氏が自身のSNSに「メキシコとカナダから輸入される全製品に25%の関税を課し、中国製品には10%の追加関税を課す」と投稿したことから世界景気に悪影響を及ぼしかねないとの見方が台頭。日経平均株価が下落するなどリスクオフ地合いとなるなか、債券先物には買いが流入した。

 午前11時の先物12月限の終値は、前日比13銭高の142円98銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.015%低下の1.055%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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