東京株式(大引け)=496円高、先物主導で一時3万9000円台回復場面も

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市況

 25日の東京株式市場は主力株中心にリスクオンの流れに乗り、日経平均株価は大幅高で一時3万9000円台に乗せる場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比496円29銭高の3万8780円14銭と大幅続伸。プライム市場の売買高概算は27億4589万株、売買代金概算は6兆5076億円。値上がり銘柄数は744、対して値下がり銘柄数は823、変わらずは78銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方からリスク選好の流れとなり、日経平均は大きく上値を伸ばし、朝方に750円を超える上昇でフシ目の3万9000円台を回復する場面があった。前週末の欧州株市場が金利低下を背景に全面高に買われた。また、米国株市場では発表された経済指標がコンセンサスを上回ったことで米経済の強さが確認され、NYダウが400ドルを超える上昇で史上最高値を更新している。これを受けて、東京市場でも取引開始直後から先物主導で日経平均が押し上げられる格好となった。今週は国内企業の中間配当支払いが相次ぐことで、配当再投資による浮揚効果も働いたとみられる。なお、個別株べースでみると値上がり銘柄数は全体の45%と半分以下にとどまっている。売買代金は後場急増したが、これはMSCIの指数構成銘柄の入れ替えによる影響で売買高が上乗せされたことによる。

 個別では、売買代金トップとなったディスコ<6146.T>がしっかり、レーザーテック<6920.T>、東京エレクトロン<8035.T>も高い。ソフトバンクグループ<9984.T>が上昇したほか、ファーストリテイリング<9983.T>の上げ足が目立った。京成電鉄<9009.T>が急騰し値上がり率首位となり、京浜急行電鉄<9006.T>も値を飛ばし同2位となった。PKSHA Technology<3993.T>が大幅高、リョービ<5851.T>も買われた。アシックス<7936.T>も物色人気。

 半面、アドバンテスト<6857.T>、フジクラ<5803.T>などが利益確定売りに押され、IHI<7013.T>も値を下げた。伊藤忠商事<8001.T>が冴えず、川崎重工業<7012.T>も軟調。イビデン<4062.T>も下落した。メルカリ<4385.T>が安く、フジオフードグループ本社<2752.T>が急落、プラスアルファ・コンサルティング<4071.T>も下値を探る展開に。

出所:MINKABU PRESS

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