外為サマリー:株高や米金利の先高観を背景に154円70銭台回復

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為替

 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=154円71銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭弱のドル安・円高となっている。

 ウクライナとロシアを巡る地政学リスクが高まるなか、前日の海外市場で安全通貨とされる円を買う動きが強まった流れを引き継ぐかたちでスタートした。また、この日の朝方に総務省が発表した10月の消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数の上昇率が前年同月比2.3%と市場予想(2.2%)を上回ったことを受け、日銀が12月会合で追加利上げに踏み切る可能性が意識されたこともあり、ドル円相場は午前9時10分ごろに153円97銭まで下押す場面があった。ただ、その後は日経平均株価の上昇を手掛かりとしたドル買い・円売りが流入。トランプ次期米大統領による減税や規制緩和が米景気を押し上げるとの観測を背景に、米金利の先高観が根強いこともドルの支えとなり、午後2時50分すぎには154円70銭台を回復した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0464ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0070ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=161円90銭前後と同1円30銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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