午前:債券サマリー 先物は小反発、長期金利1.085%に低下

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市況

 22日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発した。ウクライナ情勢の緊迫化を背景に地政学リスクの高まりが警戒されるなか、外国為替市場ではドル安・円高が進行した。円安基調の継続を受けて日銀が早期に追加利上げに踏み切るとのシナリオに基づいた債券売りポジションの巻き戻しに伴う買いが入った。前日の米国市場で長期債相場が小幅に下落(金利は小幅に上昇)したことは重荷となった。

 日銀はこの日、定例の4本の国債買い入れオペを通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同25年超」で、オファー額はいずれも計画通りとなった。

 総務省が朝方に発表した10月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比2.3%上昇となった。市場予想を上回ったものの、債券相場の反応は限られた。

 先物12月限の終値は前日比4銭高の142円65銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント低い1.085%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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