午前:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は1.060%に上昇
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20日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸した。ウクライナが長距離地対地ミサイルでロシアに対し軍事施設への攻撃を行った。これを受けロシアは「核抑止力の国家政策指針(核ドクトリン)」を改定。ウクライナとロシアに関連した地政学リスクが一段と高まったとの受け止めが広がり、安全資産とされる国債に買いが入った。もっとも国債に対しては持ち高調整目的の売りも出て、相場の重荷となった。 前日の米国市場では、緊迫化したウクライナ情勢を受けて長期債価格は上昇(金利は低下)した。10月の米住宅着工件数が前月比3.1%減と、減少率が市場予想を上回る高さとなったことも、投資家の債券選好姿勢を強めた。 先物12月限は前営業日比8銭高の142円97銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%高い1.060%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS