東京株式(前引け)=反発、値上がり銘柄数多いが売買代金は低調

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市況

 19日前引けの日経平均株価は前営業日比208円52銭高の3万8429円37銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億8227万株、売買代金概算は1兆7816億円。値上がり銘柄数は1177、対して値下がり銘柄数は412、変わらずは56銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日に日経平均が400円を超える下げをみせた反動でリバウンド狙いの買いが優勢となった。米ハイテク株の上昇などが追い風となった。ただ、あすに米エヌビディア<NVDA>の決算発表を控え、一部の銘柄を除き半導体主力株の上値が重く、その分日経平均の上げ幅も限定的となっている。外国為替市場で1ドル=154円台近辺まで円高方向に振れたことも買い手控えムードにつながった。個別株ベースでは72%が上昇したが、全体売買代金は1兆8000億円弱と低調だった。

 個別ではアドバンテスト<6857.T>が大きく買われたほか、フジクラ<5803.T>も物色人気。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも堅調。キーエンス<6861.T>なども買い優勢。ここ急落していたサンウェルズ<9229.T>はストップ高で切り返した。半面、レーザーテック<6920.T>が冴えず、三菱重工業<7011.T>も軟調。リクルートホールディングス<6098.T>の下げが目立つ。イトーキ<7972.T>が急落、GENOVA<9341.T>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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