14日の米株式市場の概況、NYダウ207ドル安 利下げ観測後退で
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14日の米株式市場では、NYダウが前日比207.33ドル安の4万3750.86ドルと反落した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がダラス地区連銀のイベントでの講演で、米国経済が極めて良好な情勢だとした上で、利下げを急がない姿勢を示した。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待を後退させる形となり、株式相場の重荷となった。 ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>やセールスフォース<CRM>、ウォルマート<WMT>が下落。シスコ・システムズ<CSCO>が売られ、3Dシステムズ<DDD>とヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が急落した。半面、ウォルト・ディズニー<DIS>が大幅高。シェブロン<CVX>が堅調に推移し、カプリ・ホールディングス<CPRI>が頑強。タペストリー<TPR>とCNHインダストリアル<CNH>が急伸した。 ナスダック総合株価指数は123.074ポイント安の1万9107.651と3日続落した。アルファベット<GOOG>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>が冴えない展開。テスラ<TSLA>が株価水準を切り下げ、ルーシッド・グループ<LCID>やパパ・ジョンズ・インターナショナル<PZZA>が軟調。ニコラ<NKLA>とリビアン・オートモーティブ<RIVN>が大幅安となり、ワークホース・グループ<WKHS>とカヌー<GOEV>が安い。一方、アップル<AAPL>が堅調で、エヌビディア<NVDA>とアーム・ホールディングス<ARM>が底堅く推移した。 出所:MINKABU PRESS