ReYuu、前期経常を一転赤字に下方修正
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ReYuu Japan <9425> [東証S] が11月14日大引け後(17:45)に業績修正を発表。24年10月期の経常損益(非連結)を従来予想の4200万円の黒字→7600万円の赤字(前の期は2億0400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の経常損益も従来予想の5800万円の黒字→6000万円の赤字(前年同期は1億4100万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。 ※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当社は2024年10月期において、リユースモバイル市場の拡大を背景に、収益構造の改善と持続的な成長基盤の構築に向けて、積極的な事業拡大を図ってまいりました。具体的には、調達専門部署を新設し、法人からの直接買取を強化する等の調達力拡充に注力するとともに、既存の販売チャネルに加え、海外事業者を含む新規大口取引先の開拓およびオンラインチャネルでの収益力強化に取り組んでまいりました。こうした施策が奏功し、リユース関連事業の販売台数は順調に増加し、前期比での売上成長も実現しております。また、前期に実施したリユース関連事業への経営資源の集中により、コスト構造が改善されました。このように前期比で売上拡大と収益改善は達成したものの、新規販路の開拓や調達体制の強化においては、一部の契約の締結や、グローバル展開に伴う体制構築、調達先との調整に想定以上の時間を要し、計画からは遅れが生じることとなりました。当社は2024年10月期の業績予想において、成長から合理的に達成可能な範囲を下限とし、さらに大型の調達案件が期内に成約した場合を上限としたレンジ予想を公表しておりましたが、この大型案件も期内の成約には至らなかったため、当期の見通しはレンジ予想の下限を下回る結果となる見込みとなりました。一方で、当期に整備された大口の調達ルートおよびグローバル市場での販売ルートは、来期の業績向上に向けた重要な基盤として機能する見込みです。また、当期の成果と課題を踏まえ、機動的な対応が可能な組織体制への進化を図ることで、事業成長の着実な加速を目指してまいります。さらに、調達体制を一層強化することで、安定した供給基盤を構築し、持続的な成長に向けた基盤をさらに盤石なものとしてまいります。なお、親会社の株式会社ショーケースが本日開示した「AIフュージョンキャピタルグループ株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する賛同の意見表明、同社との資本業務提携契約の締結、及び同社を割当予定先とする第三者割当による新株式発行に関するお知らせ」のとおり、当社グループは本提携により、経営状態の改善、さらには中長期的な企業価値の向上に資する大きな変革の段階に入ります。当社もグループの一員として、グループの経営資源を活用したDX推進や、新たな顧客基盤を活かした販路拡大などを通じて、本提携によるシナジーを活かした企業価値向上および株主の共同利益の最大化を図ってまいります。※ 業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて算出したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。