午前:債券サマリー 先物は大幅続落、米金利の大幅上昇が波及 長期金利1.035%に上昇
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13日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅続落した。前日の米国市場では長期債価格が大幅に下落(金利は大幅に上昇)しており、相場の重荷となった。 米国市場ではトランプ次期政権の経済政策が米国の財政を悪化させるとの見方から、米国債に売り圧力が加わり、米長期金利は4.42%に上昇した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、インフレ指標が想定に対し上振れした際、利下げを休止する理由になり得るとの見解を示したことも、米国債の売りを促した。 日本国内では財務省が13日、30年債入札を通告した。利回りが上昇した局面をとらえるイールドハント的な需要が想定されるとあって、無難な結果を見込む声がある。 先物12月限は前営業日比36銭安の143円17銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.030ポイント高い1.035%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS