午前:債券サマリー 先物は反落、一時強含むも株高が重荷

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市況

 12日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。朝方こそ強含む場面がみられたものの追随買いは広がらず、株高が重荷となるかたちで軟化した。

 債券先物は前日の終値と同じ143円65銭でスタート。その後は前日のドイツ長期金利の低下を手掛かりとした買いもみられたが、11日は米債券市場がベテランズデーで休場だったことから材料難は否めず積極的な買いを手控える投資家が多かった。前日の米株高を受けた日経平均株価の続伸が影響したほか、足もとでの円安進行を背景に日銀の追加利上げ観測がくすぶっていることもあり、午前10時すぎには一時143円57銭まで下押した。なお、日銀は「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」「同10年超25年以下」を対象とする国債買いオペを通知した。

 午前11時の先物12月限の終値は、前日比7銭安の143円58銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の1.000%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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