東京株式(大引け)=118円高と反発、利益確定売りで伸び悩む展開

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市況

 8日の東京株式市場で日経平均株価は反発。米ハイテク株高を受け、朝方には400円超の上昇となったが、利益確定売りで上値は重く一時はマイナス圏に転じるなど伸び悩みが目立った。

 大引けの日経平均株価は前日比118円96銭高の3万9500円37銭。プライム市場の売買高概算は24億412万株。売買代金概算は5兆2651億円となった。値上がり銘柄数は632と全体の約38%、値下がり銘柄数は971、変わらずは43銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウは0.59ドル安と3日ぶりに小反落したが、ハイテク株などが買われナスダック指数やS&P500種株価指数は最高値を更新した。米ハイテク株が上昇した流れを受け、日経平均株価は値を上げてスタート。朝方に一時400円を超える上昇となった。ただ、4万円ラインに接近すると利益確定の売りに押され、その後は伸び悩む展開。午後1時40分過ぎには一時、小幅なマイナス圏に転じる場面があった。午後2時過ぎ以降は再び値を上げたが、週末で積極的な買いは手控えられ上値は重かった。

 個別銘柄では、川崎重工業<7012.T>や三菱重工業<7011.T>が高く、レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>が値を上げた。日立製作所<6501.T>やリクルートホールディングス<6098.T>もしっかり。ネットワンシステムズ<7518.T>や味の素<2802.T>が急伸し、今期業績予想の増額修正を発表した古河電気工業<5801.T>がストップ高に買われた。

 半面、フジクラ<5803.T>が安く、ディスコ<6146.T>やアドバンテスト<6857.T>が軟調。太陽誘電<6976.T>やローム<6963.T>、TOWA<6315.T>が大幅安となった。資生堂<4911.T>も急落した。トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>が下落し、今期営業利益予想の下方修正や人員削減を発表した日産自動車<7201.T>が大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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