日精鉱、上期経常は3.8倍増益で上振れ着地、配当を15円増額修正
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日本精鉱 <5729> [東証S] が11月1日後場(13:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の8.8億円に急拡大し、従来予想の6.1億円を上回って着地。 併せて、従来の通期業績予想(連結経常利益は10.6億円)を取り下げ、未定に変更した。 同時に、今期の年間配当を従来計画の90円→105円(前期は80円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の4.8億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.8%→9.0%に急改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 通期の業績予想につきましては、アンチモン事業を取り巻く環境に大きな変化がありました。アンチモン事業の主要製品である三酸化アンチモンはアンチモン地金(以下、「原料地金」)を原料としております。原料地金の主要生産国は中国であり、中国当局は9月15日よりアンチモン地金の輸出管理を実施するとの公告を発表したことから、原料地金価格は最高値を更新し、その後も最高値圏で推移しています。当社は以前から中国依存度を減らすべく、グローバル調達を推進してまいりましたが、アンチモン製品のグローバル市場では中国産原料地金の供給が必要とされています。現状では、中国での原料地金の輸出申請の許可が下りる期間や原料地金価格の先行きが不透明であることから、2025年3月期の通期業績予想を合理的に算定することが困難であるために、連結及び個別について、2024年5月14日に公表しました通期業績予想を未定といたします。今後、業績予想を算定することが可能になった時点で、速やかにお知らせいたします。