東京株式(前引け)=反落、日銀決定会合の結果を前に様子見ムード

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市況

 31日前引けの日経平均株価は前営業日比160円60銭安の3万9116円79銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は9億7661万株、売買代金概算は2兆1807億円。値上がり銘柄数は892、対して値下がり銘柄数は684、変わらずは70銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前日の欧米株市場が全面安商状となったことを受け、リスク回避の地合いとなり、日経平均は朝方からハイテク株などを中心に下値を探る動きとなった。ただ、売り一巡後は下げ渋り、前場取引後半はじりじりと水準を戻す展開に。昼ごろに発表される日銀金融政策決定会合の結果と引け後の植田日銀総裁の記者会見を控え、売り買いともにポジションを一方向には傾けにくく、日経平均の午前中の変動幅は小さい。値上がり銘柄数は900近くに達し、値下がり銘柄数を上回っている。

 個別では日立製作所<6501.T>が大きく売り込まれ、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>の下げも目立った。東京エレクトロン<8035.T>、ソフトバンクグループ<9984.T>なども軟調。ファーストリテイリング<9983.T>も安い。ストライク<6196.T>、エムスリー<2413.T>が急落した。半面、売買代金トップとなったアドバンテスト<6857.T>が大幅高に買われ、レーザーテック<6920.T>もしっかり。フジクラ<5803.T>も小高い。オリエンタルランド<4661.T>が上昇し、デンソー<6902.T>、任天堂<7974.T>も頑強。キーエンス<6861.T>も買いが優勢だった。いちよし証券<8624.T>、エレマテック<2715.T>、北陸電力<9505.T>、日本M&Aセンターホールディングス<2127.T>、LIXIL<5938.T>が値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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