東京株式(大引け)=229円安と反落、衆院選控え様子見姿勢強まる

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市況

 25日の東京株式市場で日経平均株価は反落。27日投開票の衆院選を前に薄商いとなり様子見姿勢が強まるなか、主力株には売りが先行し2日以来の3万8000円台割れとなった。

 大引けの日経平均株価は前日比229円37銭安の3万7913円92銭。プライム市場の売買高概算は15億6558万株。売買代金概算は3兆1579億円となった。値上がり銘柄数は216と全体の約13%、値下がり銘柄数は1398、変わらずは32銘柄だった。

 前日の米株式市場は、NYダウは140ドル安と下落したが、ナスダック指数は上昇し高安まちまちだった。このなか、日経平均株価は上値が重く値を下げてスタートした。27日の衆院選で、自民・公明の与党が過半数割れとなることが警戒されるなか、主力株には売りが先行し、日経平均株価は一時400円を超す下落となった。ただ、後場に入り下値に買いが入り、引けにかけ下げ渋った。東証プライム市場上場銘柄の8割強が値を下げ、東証33業種は全てが下落したが、出来高は細く様子見姿勢は強かった。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920.T>やアドバンテスト<6857.T>、ソシオネクスト<6526.T>が安く、三菱重工業<7011.T>や川崎重工業<7012.T>が値を下げた。ソフトバンクグループ<9984.T>やファーストリテイリング<9983.T>も下落し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>も軟調だった。トヨタ自動車<7203.T>やフジクラ<5803.T>が下落し、東京地下鉄<9023.T>が売られた。

 半面、ディスコ<6146.T>や東京エレクトロン<8035.T>は高く、IHI<7013.T>はしっかり。ニデック<6594.T>が買われ、キーエンス<6861.T>やファナック<6954.T>が堅調。コニカミノルタ<4902.T>やニトリホールディングス<9843.T>が値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

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