午後:債券サマリー 先物は小反発、押し目買い一巡後は膠着 長期金利0.980%

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市況

 23日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発した。前日の下落を受けた反動狙いの買いが一巡した後は、手掛かり材料が乏しく膠着感を強めた。

 この日は利付国債の入札や国債買い入れオペといった需給イベントがなく、夜間取引で先物が堅調に推移した流れを引き継いだ後は見送りムードとなった。先物は上下10銭幅の狭いレンジでの動きとなった。前日の米長期金利の上昇(価格の下落)は先物の上値を圧迫する格好となった。財務省は24日に20年債入札を実施する予定。超長期債には、入札前の持ち高調整目的の売りが出た。ドル円相場が1ドル=152円台まで円安が進んだことを背景に日銀による追加利上げの可能性も意識され、円債相場には重荷となった。

 先物は前営業日比4銭高の143円70銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの0.980%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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