東京株式(前引け)=続落、半導体関連などへの売り続く

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市況

 17日前引けの日経平均株価は前営業日比235円37銭安の3万8944円93銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は7億9888万株、売買代金概算は1兆7785億円。値上がり銘柄数は697、対して値下がり銘柄数は879、変わらずは67銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方は買い優勢でスタートし、日経平均は高く始まったものの上値が重く、買い一巡後は値を消す展開に。特に前場中ごろを境に売り圧力が強まり、下げ幅を広げた。前日の米国株市場でNYダウが大きく切り返し最高値を更新しており、東京市場でも目先自律反発狙いの買いが先行したが続かなかった。半導体関連株に売りが目立ち、マーケットのセンチメントを冷やしている。きょうの午後に判明する台湾の半導体受託生産大手のTSMC<TSM>の決算発表を控え、ポジション調整の売りが全体指数押し下げ効果をもたらしている。売買代金は1兆7000億円台と低調。

 個別では売買代金トップとなったレーザーテック<6920.T>が下げ止まらず前日に続き下値を摸索、アドバンテスト<6857.T>、ディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>なども安い。フジクラ<5803.T>も軟調。キーエンス<6861.T>が売られ、HOYA<7741.T>も値を下げた。KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>、TOWA<6315.T>の下げも目立つ。半面、三菱重工業<7011.T>がしっかり、IHI<7013.T>も頑強。日立製作所<6501.T>も上昇した。トヨタ自動車<7203.T>が強さを発揮、東京電力ホールディングス<9501.T>をはじめ電力株は一斉高に買われている。このほかガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>が値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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