前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■TKP <3479> 1,251円 (-217円、-14.8%) ティーケーピー <3479> [東証G]が続急落。15日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3-8月)連結決算で、最終利益が24億2200万円(前年同期比57.6%減)と大幅減益となったことが嫌気された。貸会議室需要の回復継続やホテル稼働の好調維持により、売上高は202億8000万円(同14.3%増)となったものの、人件費など販管費が増加したことで営業利益は27億3300万円(同0.9%減)と減益となった。更に、前年同期にリージャス売却に伴う損失への税効果会計適用による法人税等調整額を計上したこともあり、最終利益は大幅減益となった。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高620億円(前期比69.7%増)、営業利益82億円(同77.5%増)、純利益55億円(同21.2%減)の従来見通しを据え置いている。 ■レーザーテク <6920> 22,150円 (-3,440円、-13.4%) 東証プライムの下落率トップ。レーザーテック <6920> [東証P]が急反落。前日15日の米国株市場では半導体関連全般が軒並み大きく売られる展開となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5%を超える下げとなった。オランダの半導体製造装置大手のASMLが25年12月期の業績予想の下方修正を発表し16%安と急落したことが半導体株全般への利食い急ぎの動きを誘発し、リスク回避ムード一色に染まった。この流れが16日の東京市場に半導体セクターにも波及しているが、そのなかレーザーテクはASMLが製造する最先端半導体製造に必須となるEUV露光装置向けマスクブランクス検査装置などを独占供給していることで、ひときわ連想売りを浴びやすいポジションにある。 ■WNIウェザ <4825> 5,950円 (-750円、-11.2%) 東証プライムの下落率2位。ウェザーニューズ <4825> [東証P]が3日ぶり急反落。15日取引終了後、既存株主による94万株の株式売り出しを実施すると発表した。売り出し価格は21日から24日までのいずれかの日に決定する。株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となった。 ■マネフォ <3994> 5,601円 (-682円、-10.9%) 東証プライムの下落率3位。マネーフォワード <3994> [東証P]が3日ぶり急反落。15日取引終了後に23年12月-24年8月期連結決算を発表し、売上高は296億7300万円(前年同期比37.5%増)、最終損益は37億1200万円の赤字(前年同期49億3500万円の赤字)となった。引き続き赤字を計上したことが嫌気された。主力のバックオフィス向け業務効率化クラウドソリューション「マネーフォワードクラウド」など各サービスの成長が続いた。一方、引き続き先行投資が損益面で重荷となった。 ■日置電機 <6866> 7,800円 (-550円、-6.6%) HIOKI <6866> [東証P]が3日ぶりに急反落。同社は10月15日大引け後(15:00)に決算を発表、24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比17.3%減の53.8億円に減り、通期計画の83.2億円に対する進捗率は64.7%にとどまり、5年平均の74.4%も下回ったことで嫌気されたようだ。 ■極東証券 <8706> 1,364円 (-80円、-5.5%) 極東証券 <8706> [東証P]が急反落。16日午前11時半、25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結業績速報値を開示した。9月中間期の営業収益は前年同期比7.1%増の42億9700万円となった半面、経常利益は同10.6%減の18億5000万円となった。第1四半期(4-6月)の経常利益が同70%増の大幅増益だった同社だが、上期が経常減益となったことを嫌気した売りが膨らんだようだ。9月中間期の最終利益は速報ベースで同10.0%増の26億2400万円で、増益率は第1四半期時点の52%から縮小した。受け入れ手数料とトレーディング損益、投資有価証券の売却による特別利益が増加したとしている。 ■アークス <9948> 2,457円 (-133円、-5.1%) アークス <9948> [東証P]が3日ぶりに急反落。同社は10月15日大引け後(15:30)に決算を発表、25年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比9.5%減の79.7億円に減り、従来の2.2%増益予想から一転して減益で着地したことが嫌気されたようだ。 ※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース