午前:債券サマリー 先物は反落、長期金利は0.955%に上昇

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市況

 15日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反落した。国内連休中に米国市場において長期債価格が下落(金利が上昇)したことが重荷となった。

 米国の債券市場は、14日はコロンブスデーの祝日で休場だった。前週末11日は主要国の株式相場の上昇を受けたリスク選好ムードの台頭で、安全資産とされる米国債の買い持ち高を圧縮する目的の売りが出た。

 連休明け15日の日経平均株価は4万円台に乗せ、上げ幅が一時600円を上回るなど、株高が進行。円債に対して売り圧力を加える要因となった。財務省は同日午前、流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)の実施を通告した。発行予定総額は6500億円程度。市場では波乱なく通過するとの見方が優勢となっている。

 先物12月限は前営業日比9銭安の143円90銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント高い0.955%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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