午前:債券サマリー 先物は反発、長期金利は一時0.940%に低下
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11日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反発した。前日の米国市場で、長期債価格が小幅に上昇(金利は小幅に低下)したことが支援材料となった。 米国市場ではアトランタ連銀のボスティック総裁が、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げの見送りを示唆したと伝わり、金利に上昇圧力が掛かる場面があったが、30年債入札が好調な結果となったことを背景に超長期債を中心に買いが集まり、米長期金利は4.06%に小幅に低下した。 円債市場で先物は夜間取引で堅調に推移した流れを引き継ぐ形で買いが先行し、一時144円09銭まで上昇した。日銀は11日午前、定例の国債買い入れオペを3本、通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」。3本ともオファー額は9月30日に日銀が示した金額と同額となった。 先物12月限は前営業日比13銭高の144円03銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は一時、前営業日比0.015ポイント低下の0.940%をつけた。足もとでは0.945%で推移している。 出所:MINKABU PRESS