【↑】日経平均 大引け| 大幅反発、半導体関連などを中心に買い優勢 (10月9日)

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市況

日経平均株価
始値  39385.49
高値  39456.28(09:05)
安値  39115.63(11:11)
大引け 39277.96(前日比 +340.42 、 +0.87% )

売買高  15億8338万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆6430億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は340円高と大幅反発、一時3万9400円台に上昇
 2.前日の米国はハイテク株が買われ、NYダウは126ドル高
 3.米エヌビディア株などの上昇で半導体関連株が買われる
 4.アドテストが最高値を更新し、東エレクやレーザーテクが高い
 5.三菱重や川重が買われ、ファストリやセブン&アイがしっかり

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比126ドル高と反発した。米景気の先行きに対する楽観論を背景にハイテク株を中心に買いが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は大幅反発。半導体関連など主力株が買われ、全体相場を押し上げた。

 前日の米株式市場でハイテク株が買われ、NYダウが上昇した。特に、エヌビディアなどの半導体株が人気となった。これを受けた東京市場も堅調にスタートし、日経平均の上昇幅は一時500円を超え3万9400円台まで値を上げた。為替相場が1ドル=148円台半ばへ円安が進んだことも好感された。前引けにかけ上昇幅が縮小する場面もあったものの、後場に入り再び買い直された。半導体関連株が上昇した一方、石油関連株などが軟調だった。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が高く、アドバンテスト<6857>が上場来高値を更新した。三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が買われ、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>がしっかり。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が値を上げ、フジクラ<5803>が堅調だった。
 半面、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が安く、三菱商事<8058>や三井物産<8031>が軟調。任天堂<7974>や三越伊勢丹ホールディングス<3099>が値を下げた。INPEX<1605>や出光興産<5019>が下落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファストリ <9983>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約200円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東京海上 <8766>、コナミG <9766>、任天堂 <7974>、三菱商 <8058>、三井物 <8031>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約28円。

 東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)小売業、(3)サービス業、(4)医薬品、(5)化学。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)保険業、(3)電気・ガス業、(4)鉄鋼、(5)卸売業。

■個別材料株

△ウェリタス <130A> [東証G]
 英LCCとのパートナーシップで合意。
△アプリックス <3727> [東証G]
 配当目標の設定を好感。
△セブン&アイ <3382> [東証P]
 クシュタールの新たな買収提案伝わる。
△テンダ <4198> [東証S]
 DXソリューション好調で6~8月期最終益94%増。
△エクサWiz <4259> [東証G]
 生成AIを活用した人材育成支援事業を開始。
△ブランジスタ <6176> [東証G]
 24年9月期業績は計画上振れで着地。
△みらいWKS <6563> [東証G]
 北九州市とリスキリングに関する包括連携協定を締結。
△アドテスト <6857> [東証P]
 米SOX高とエヌビディア急伸で半導体株に資金流入。
△中本パックス <7811> [東証S]
 上期営業利益が計画大きく上回る53%増益で着地。
△イオンディラ <9787> [東証P]
 6~8月経常12%増益と中期計画を評価。

▼わらべ日洋 <2918> [東証P]
 米飯群が計画下回り25年2月期業績予想を下方修正。
▼ライトオン <7445> [東証S]
 ワールド <3612> が再建支援に向けディスカウントTOBB実施へ。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ギフトHD <9279>、(2)チェンジHD <3962>、(3)イオンディラ <9787>、(4)SHIFT <3697>、(5)PCA <9629>、(6)ネットプロ <7383>、(7)ブロドリーフ <3673>、(8)MDV <3902>、(9)サンウェルズ <9229>、(10)松屋フーズ <9887>。
 値下がり率上位10傑は(1)わらべ日洋 <2918>、(2)Jディスプレ <6740>、(3)プロシップ <3763>、(4)レノバ <9519>、(5)K&Oエナジ <1663>、(6)ヤマタネ <9305>、(7)INPEX <1605>、(8)ベルーナ <9997>、(9)正興電 <6653>、(10)中部鋼鈑 <5461>。

【大引け】

 日経平均は前日比340.42円(0.87%)高の3万9277.96円。TOPIXは前日比8.09(0.30%)高の2707.24。出来高は概算で15億8338万株。東証プライムの値上がり銘柄数は886、値下がり銘柄数は720となった。東証グロース250指数は647.24ポイント(6.32ポイント高)。

[2024年10月9日]


株探ニュース

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