午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利は0.930%で推移

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市況

 9日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落した。利付国債の入札や国債買い入れオペといった需給イベントがないなかで、夜間取引に軟調に推移した流れを引き継いだ。

 この日は臨時国会の会期末となり、与野党の党首討論が行われたが、円債相場の反応は総じて限られた。前日の30年債入札が順調な結果となったことを支えに、超長期ゾーンには買いが先行したが、次第に戻り売り圧力が高まった。10日には5年債入札が控えており、入札前のポジション調整目的の売りが中期ゾーンの債券の重荷となった。更に10日夜には米国の9月消費者物価指数(CPI)の公表が予定されており、新たなポジションを構築しにくいとして、徐々に見送りムードが強まった。

 先物12月限は前営業日比11銭安の144円15銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント高の0.930%に上昇した。


出所:MINKABU PRESS

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