7日の株式相場見通し=大幅高、欧米株全面高と急速な円安を好感
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7日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広い銘柄に買い戻しが加速し、日経平均株価は大幅高で3連騰する可能性が高い。前週末の欧州株市場では英FTSE100がわずかに安かったほかは主要国の株価がほぼ全面高に買われる展開となった。この日に発表された9月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場コンセンサスを大幅に上回る強い内容だったことから、欧州市場でもこれが好感される格好となった。ここ調整局面にあった独DAXも5日ぶりに切り返す展開となっている。米国株市場でも雇用統計発表を受け寄り付きから強気優勢の地合いで、NYダウは買い一巡後伸び悩む場面もあったが、その後は買い直され高値圏で着地、史上最高値を更新している。米経済のソフトランディング期待が高まり、米金利上昇を受けて金融株への買いが顕著だったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も半導体関連の上昇などを背景に終始強い動きとなった。東京市場では前週末の欧米株が全面高商状となったことで、リスク選好ムードが高まりやすい。更に外国為替市場では一時1ドル=149円台をつけるなど急速な円安に振れており、半導体などハイテクセクターを中心にこれを好感する買いが見込まれる状況にある。先物主導のインデックス買いが全体を押し上げ、日経平均はフシ目の3万9000円台を大きく回復する場面が想定される。 4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比341ドル16セント高の4万2352ドル75セントと反発。ナスダック総合株価指数は同219.373ポイント高の1万8137.849だった。 日程面では、きょうは日銀支店長会議、10月の日銀地域経済報告、8月の景気動向指数速報値など。海外では8月のユーロ圏小売売上高、8月の米消費者信用残高など。また、この日からノーベル賞受賞者が発表される。なお、中国株市場は休場。 出所:MINKABU PRESS