午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利は0.880%に上昇

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市況

 4日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落した。前日の米国市場で長期債価格が下落(長期金利は上昇)したことが、円債相場の重荷となった。

 9月の米ISM非製造業景況感指数が前月比で上昇したことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利下げに踏み切るといった見方が一段と後退。米国債への売りを促した。円債市場では利付国債の入札や国債買い入れオペといった需給イベントがないなかで、石破茂首相が所信表明演説を行ったが、マーケットの反応は限定的なものとなった。日本時間の今晩には9月の米雇用統計が公表される予定で、見送りムードが強かった。午後は持ち高調整目的の売りもかさみ、先物はこの日の安値で取引を終えた。

 先物12月限は前営業日比26銭安の144円68銭で取引を終えた。新発10年債(第376回債)利回りは同0.020ポイント高の0.880%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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