午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安が波及
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4日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続落した。前日の米国市場における長期債価格の下落(長期金利の上昇)の流れが円債相場に波及した。 9月の米ISM非製造業景況感指数は前月から上昇した。米景気の底堅さを示す指標を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による今後の利下げ幅が0.25%となるとの見方が強まり、債券売りを促した。一方、中東情勢を巡る警戒感は、安全資産となる米国債の相場を下支えする要因となった。 東京市場では利付国債の入札や国債買い入れオペといった需給イベントがなく、米雇用統計の公表を今晩に控えていることもあって、次第に様子見ムードが強まった。 先物12月限は前営業日比17銭安の144円17銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(第376回債、長期金利)は同0.010ポイント高い0.870%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS