<動意株・3日>(大引け)=ワイエイシイ、カヤック、アストロHDなど

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 ワイエイシイホールディングス<6298.T>=大きく切り返し因縁場の2300円台を一時回復。直近戻り高値を払拭し、時価は7月下旬以来約2カ月半ぶりの高値圏に浮上している。有力子会社を数多く抱え、レーザービーム技術などを駆使して、半導体製造装置などメカトロニクス分野で実績を積み上げている。業績も絶好調で25年3月期は営業利益段階で前期比6割増の32億円予想と07年3月期以来18期ぶりの水準を見込んでいる。株式需給面では複数の外資系証券経由の空売りが溜まっており、今後その買い戻しによって株価への浮揚力が増す可能性も指摘されている。

 カヤック<3904.T>=後場ストップ高。同社はきょう、総務省の「地域おこし協力隊の戦略的広報」に係る総合企画・運営事業を受託したことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。この事業は、都市部から地方に移住して地域活性化に貢献する地域おこし協力隊の応募者数増加と促進を目的としたもの。同社は自社運営の移住スカウトサービス「SMOUT(スマウト)」の知見と、自治体や移住関心層とのネットワークを生かすとしている。

 アストロスケールホールディングス<186A.T>=後場に強含む。きょう、米国の連結子会社が軌道上で衛星に燃料補給を実施する衛星のプロトタイプの開発を行うプロジェクト「APS─R」に関し、変更契約を新たに締結し、受注金額が再度増額されたと発表した。受注金額はこれまでの2690万ドルから2940万ドルに増額されたという。当初契約金額2550万ドルに基づく収益については、予算レート(1ドル=140円)で25年4月期の連結業績予想に反映しているが、2度にわたる増額分397万5000ドルによる影響に関しては含めていないといい、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。なお、収益は26年4月期までの期間にわたって計上する方針で、今後公表すべき事項が生じた際には速やかに開示するとしている。

 霞ヶ関キャピタル<3498.T>=切り返し急で年初来高値にらむ。2日取引終了後に25年8月期連結業績予想を発表。売上高を前期比44.6%増の950億円、純利益を同99.2%増の100億円と前期に続き過去最高業績を更新する見通しを示しており、これを好感した買いが集まっている。冷凍冷蔵倉庫への高い需要が追い風となる見込み。配当予想は前期比70円増の240円とした。同時に発表した24年8月期決算は売上高が前の期比76.2%増の656億8500万円、純利益が同2.4倍の50億2000万円だった。あわせて、29年8月期を最終年度とする中期経営計画を明らかにした。純利益ベースで年平均成長率(CAGR)50%を実現し、最終年度に同利益を500億円とする目標を掲げた。

 コラボス<3908.T>=急速人気で新高値。2日の取引終了後、25年3月期の単独業績予想について、営業利益を1700万円から7000万円(前期2億9400万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。「@nyplace」などの現有サービスで特定の大口顧客の業務縮小などの影響があったほか、「VLOOM」及び「UZ」などの新サービスで想定より顧客獲得に時間を要したことなどにより、売上高は21億5000万円から19億4000万円(前期比9.9%減)へ下方修正したが、重点施策と位置づけている「コスト改善施策」により外注費などのコスト削減が順調に進捗していることが営業利益を押し上げる。また、上期に関係会社株式売却益を計上することから、最終利益は1000万円から1億3000万円(前期7億9800万円の赤字)へ上方修正した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 

出所:MINKABU PRESS

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