東京株式(前引け)=急反発、円安追い風に先物主導でアンワインド進む

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市況

 3日前引けの日経平均株価は前営業日比846円27銭高の3万8655円03銭と急反発。前場のプライム市場の売買高概算は10億3375万株、売買代金概算は2兆3257億円。値上がり銘柄数は1459、対して値下がり銘柄数は150、変わらずは36銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株中心に一気に買い戻しが進み、日経平均株価は急反発し一時1000円を超える上昇をみせた。前引け時点で3万8000円台後半まで上値を伸ばしている。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数が堅調だったことで不安心理が後退したほか、外国為替市場で急速なドル高・円安が進んだことが追い風材料となった。日経平均は前日に先物主導で急落したが、そのアンワインドが顕在化した。

 個別ではレーザーテック<6920.T>、ディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連が高く、霞ヶ関キャピタル<3498.T>が商いを膨らませ急騰した。ファーストリテイリング<9983.T>が高く、トヨタ自動車<7203.T>も堅調。西武ホールディングス<9024.T>、エムスリー<2413.T>なども値を飛ばした。半面、川崎重工業<7012.T>が冴えず、日立製作所<6501.T>もやや売りに押される展開。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクも弱含みで推移した。兼松<8020.T>が大幅安、東京計器<7721.T>も利食われた。

出所:MINKABU PRESS

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