午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、リスク回避ムードで長期金利0.815%に低下

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市況

 2日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅続伸した。中東情勢の緊迫化を受け、安全資産と位置付けられる国債への買い需要が高まった。イスラエル当局者が数日内にイランへの大規模な報復を開始すると話したと伝わると、先物は上げ幅を拡大した。

 イスラエルの報復計画は米ニュースサイトのアクシオスが報じた。これを受け株安・円高が進行。債券先物は午後に一時144円81銭まで伸び悩んでいたが、報道が伝わるとリスク回避ムードが強まり、145円台に乗せて上伸し日中高値をつけた。

 日銀は2日、定例の国債買い入れオペを4本実施した。このうち「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」のオファー額が減額されたものの、9月30日に公表された日銀の買い入れ計画で示されたのと同額となり、サプライズ感はなかった。買い入れ結果は総じて無難と受け止められた。

 先物12月限は前営業日比35銭高の145円05銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.035ポイント低下の0.815%をつけた。

出所:MINKABU PRESS

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