午前:債券サマリー 先物は反発、麻生副総裁が高市氏支持と伝わる

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市況

 27日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反発した。自民党の麻生太郎副総裁が総裁選で、高市早苗経済安全保障相を支持する意向を固めたと一部で報じられた。日銀の利上げの必要性に対し否定的な見解を示してきた高市氏が次期総裁となる可能性が意識され、金利に低下圧力(債券価格に上昇圧力)が掛かることを見込んだ買いが入ったようだ。

 この日は利付国債の入札や日銀による国債買い入れオペといった需給イベントがない。総務省が発表した9月の東京都区部の消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.0%上昇となった。伸び率は前月の2.4%から鈍化した。先物は朝方に145円22銭まで上昇したが、その後は伸び悩む展開となった。

 先物12月限は前営業日比12銭高の145円02銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.015ポイント低下の0.815%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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