午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安が影響
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26日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。米景気のソフトランディング(軟着陸)期待を背景に、前日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが影響した。 米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)が前週に決めた大幅な利下げで米経済の急速な悪化を回避できるとの見方が根強い様子。また、25日に発表された8月の米新築住宅販売件数が市場予想ほど落ち込まなかったことも米債売りにつながった。ただ、日銀による早期の追加利上げ観測が後退していることから積極的には国内債を売り込みにくく、債券先物は一時144円84銭まで軟化したあとは下げ渋り。この日の時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことも下支えとなった。なお、きょうは財務省が40年債入札を実施する。 午前11時の先物12月限の終値は、前日比11銭安の144円90銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%上昇の0.825%で推移している。 出所:MINKABU PRESS