午前:債券サマリー 先物は小幅続伸、米債券高波及 長期金利一時0.795%に低下
投稿:
25日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続伸した。前日の米国市場で長期債相場が上昇(金利が低下)した流れが円債相場に波及した。 米国では9月の消費者信頼感指数が前月比で低下し、市場予想を下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測を強める結果となり、米長期金利は3.73%に低下した。日本国内では日銀による早期の追加利上げを巡る思惑が後退し、債券に対しては売り込みにくさが意識された。半面、高値警戒感もくすぶり、相場の上値を圧迫した。 日銀は25日、定例の国債買い入れオペを通知した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」と物価連動債の5本。オファー額はいずれも計画通りとなった。 先物12月限は前営業日比1銭高の145円12銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は一時0.795%まで低下。足もとでは前営業日比0.010ポイント低い0.805%で推移している。 出所:MINKABU PRESS