午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀オペ結果が支援 長期金利0.825%

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市況

 18日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続伸した。この日、日銀が実施した4本の定例の国債買い入れオペで、長期ゾーンの「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が低下した。債券の保有ニーズが一定程度存在するとの見方から、オペの結果発表後に先物に上昇圧力が掛かったが、戻り売りもあって伸び悩んだ。

 「5年超10年以下」の応札倍率は1.57倍となり、前回のオペの2.30倍から低下。2倍を下回る強めの結果となった。定例の4本のオペは、オファー額はいずれも計画通りだった。先物は午後に144円97銭まで上昇する場面があった。

 もっとも、上値を追う姿勢は限られた。米連邦準備制度理事会(FRB)が現地時間18日までの日程で開く米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの姿勢が強く、大引けにかけては持ち高調整目的の売買が主体の展開となった。

 先物12月限は前営業日比3銭高の144円88銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は0.825%と同0.010ポイント上昇した。


出所:MINKABU PRESS

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