午前:債券サマリー 先物は続伸、米債券高が追い風

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市況

 17日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸。米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ観測を背景に、前日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことが追い風となった。

 ダドリー前ニューヨーク連邦銀行総裁が13日に「FRBが0.5%の利下げを実施する強い論拠がある」と述べ、16日にも同様の見解を示したことなどから、市場では17~18日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げが決まるとの見方が広がっている。こうしたなか16日の米長期金利が低下し、この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物は一時144円93銭まで上伸した。その後は上値が重くなったものの、日経平均株価の下落を受けて安全資産とされる債券が選好されやすいことから堅調に推移した。

 午前11時の先物12月限の終値は、前営業日の13日に比べて13銭高の144円84銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、13日に比べて0.005%低下の0.825%と約1カ月ぶりの水準で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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