東京株式(前引け)=前日比291円安、円高進行を警戒し値を下げる

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市況

 11日前引けの日経平均株価は前日比291円83銭安の3万5867円33銭。前場のプライム市場の売買高概算は8億4757万株、売買代金概算は1兆7477億円。値上がり銘柄数は308、値下がり銘柄数は1301、変わらずは33銘柄だった。

 日経平均株価は下落。前日のNYダウは、金融株や石油関連株などが下落し92ドル安と反落した。この流れを受け、東京株式市場も値を下げてスタート。日経平均株価の下落幅は一時400円を超え3万6000円台を割り込んだ。その後、値を戻す場面があったが、為替相場が一時1ドル=141円台半ばに円高が進行したことが嫌気され再び軟調な展開となった。半導体関連株や自動車株などが安い。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920.T>やディスコ<6146.T>、アドバンテスト<6857.T>が安く、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>が下落した。三菱重工業<7011.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が軟調だった。半面、ソフトバンクグループ<9984.T>や三井物産<8031.T>、第一三共<4568.T>が高く、東京エレクトロン<8035.T>や富士通<6702.T>、ソニーグループ<6758.T>が値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

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