午前:債券サマリー 先物は続落、10年債入札に警戒感

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市況

 3日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。この日に財務省が実施する10年債入札に対して警戒感があり、朝方には144円42銭まで軟化する場面があった。

 2日の米債券市場はレーバーデーの祝日のため休場で、手掛かり材料に乏しいなか債券先物は前日の地合いを引き継ぐかたちで軟調にスタート。また、日銀の氷見野良三副総裁が8月28日の講演で利上げを続ける姿勢を改めて示したことなどから、きょうの10年債入札で投資家の需要が集まるかどうか不透明なことも売り圧力につながった。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る動きとなったものの、日経平均株価が上昇したことから安全資産とされる債券には積極的な買いが入りにくく戻りは限定的だった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比12銭安の144円48銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.915%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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