午前:債券サマリー 先物は反落、米金利上昇が重荷

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市況

 30日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。前日の米国市場で、長期債相場が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。朝方に日本の総務省が発表した8月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品を除くコアCPIが市場予想を上回ったことも、債券売りを促した。

 米国の4~6月期の実質国内総生産(GDP)が速報値から上方改定され、米国景気の底堅さを印象付ける結果となった。東京都区部のコアCPIは前年同月比2.4%上昇となった。国内でのインフレ圧力の継続は、日銀による利上げシナリオを投資家に意識させる形となった。

 先物9月限は前営業日比15銭安の144円58銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.020%高い0.905%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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