午前:債券サマリー 先物は反落、朝方の買い一巡後に軟化

投稿:

市況

 22日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落。前日の米債券高を手掛かりとした買いは朝方で一巡し、その後は日銀総裁発言を警戒した売りが優勢となった。

 債券先物は続伸してスタート。21日に公表された米雇用統計の年次改定や7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げするとの見方が改めて強まり、米長期債相場が続伸(金利は低下)したことが国内債の支援材料となった。ただ、23日に行われる衆参両院の閉会中審査に植田和男総裁が出席する見通しであることから、次第にタカ派的な発言を警戒した売りが流入した。なお、きょうは財務省が流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)を実施する。

 午前11時の先物9月限は、前日比9銭安の144円89銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.875%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。