午前:債券サマリー 先物は反発、売りが先行するも切り返す

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市況

 20日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。前日の軟調地合いを引き継ぐかたちで始まったものの、寄り付き直後に144円64銭をつけたあとは切り返した。

 この日に財務省が実施する20年債入札に対する警戒感が強く、債券先物は売り優勢でスタートした。ただ、19日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことが国内債を下支え。週末の衆参両院での閉会中審査に出席するとみられる植田和男日銀総裁の答弁や、23日に予定されるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、持ち高を一方向に傾けにくいなか、債券先物は前日まで3日続落していたことから買い戻しが入りやすかったようだ。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比14銭高の144円86銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.875%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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