午前:債券サマリー 先物は続落、手掛かり材料難のなか下げ拡大

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市況

 19日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。前週末比4銭安の144円79銭で寄り付き、その後は買い手掛かり材料に乏しいなかで次第に下げ幅が拡大した。

 16日の米長期債相場は反発(金利は低下)したものの、この日の時間外取引で米長期金利が上昇したことが重荷となったもよう。同日に米ミシガン大学が公表した8月の消費者信頼感指数(速報値)が市場予想を上回るなど、米経済の底堅さを示す経済指標が相次いでいることから米景気に対する過度な警戒感は和らいでいるようだった。また、財務省が20日に実施する20年債入札に対する警戒感などもあるようで、債券先物は午前10時50分過ぎに144円54銭まで軟化する場面があった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前週末比25銭安の144円58銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.025%上昇の0.895%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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