東京株式(大引け)=1336円高と5日続伸、全面高で3万8000円台を回復

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市況

 16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に5日続伸。米経済にソフトランディング期待が高まりNYダウが上昇するなか、東京市場は全面高となり日経平均株価は今月1日以来となる3万8000円台を回復した。

 大引けの日経平均株価は前日比1336円03銭高の3万8062円67銭。プライム市場の売買高概算は18億7753万株。売買代金概算は4兆9974億円となった。値上がり銘柄数は1535と全体の約93%、値下がり銘柄数は90、変わらずは21銘柄だった。

 前日発表された米7月小売売上高が予想を上回る堅調な結果となり、米経済にソフトランディング期待が高まるなか、NYダウは大幅上昇した。これを受けた、日経平均株価も朝方から買いが膨らむ展開。7月11日高値から8月5日安値までの下げ幅の半値戻し(3万6841円)の水準を一気に通過し、3万7000円台に乗せると一段と上昇基調を強めた。後場に入ると買いの勢いが更に強まり今月1日以来となる3万8000円台を回復した。為替相場が一時1ドル=149円前後へ円安が進行したことも追い風となった。半導体や銀行、自動車などの主力株を中心に買われ、全面高商状となった。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920.T>やディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>が高く、アドバンテスト<6857.T>やルネサスエレクトロニクス<6723.T>が値を上げた。ソフトバンクグループ<9984.T>やファーストリテイリング<9983.T>も堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が買われ、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>が上昇した。三菱重工業<7011.T>や日立製作所<6501.T>も堅調でフジクラ<5803.T>が急伸した。

 半面、メルカリ<4385.T>やサンリオ<8136.T>、北海道電力<9509.T>が安く、マツキヨココカラ&カンパニー<3088.T>やメドレー<4480.T>、電通グループ<4324.T>が値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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