午前:債券サマリー 先物は反落、長期金利は0.830%で推移

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市況

 14日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。前日の米国市場で長期債相場が上昇(金利は低下)したことを受け朝方は買いが先行したものの、上値を追う姿勢は限られた。財務省が通知した5年債入札の結果に対する警戒感もあり、朝高後は売りに押される展開となった。

 この日は岸田文雄首相が9月に予定される自民党の総裁選に出馬しない意向を固めたと国内メディアが相次いで報じた。報道後に日本株は上昇したことを受け、安全資産と位置付けられる円債には売り圧力が高まり、先物は下げ幅を拡大した。前日の米国市場では、7月の米生産者物価指数(PPI)の伸びが市場予想を下回ったことを受け、債券選好の流れとなり、米長期金利は3.84%に低下した。

 先物9月限は前営業日比6銭安の145円20銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は足もとでは同0.015ポイント低い0.830%で推移。一時0.825%に低下した。

出所:MINKABU PRESS

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