午前:債券サマリー 先物は小反発、株高を受け下げに転じる場面も
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13日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反発。米債券高を手掛かりとした買いは朝方で一巡し、その後は株高が影響するかたちで下げに転じる場面があった。 日本が連休中の間に米長期債相場が続伸(金利は低下)した流れが東京市場に波及し、債券先物は買い優勢でスタート。中東の地政学リスクが高まっていることも安全資産とされる債券の買いを促し、朝方には一時145円35銭まで上伸した。ただ、日経平均株価が大幅高となり、投資家のリスク回避姿勢が後退するとともに債券には売りが流入。今週は米国で重要な経済指標が相次いで発表される予定で、模様眺めムードが広がりやすかったことも上値の重さにつながったようだ。 午前11時の先物9月限の終値は、前週末9日に比べて4銭高の145円13銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、9日と同じ0.855%で推移している。 出所:MINKABU PRESS