東京株式(前引け)=続急伸し一時1100円超高、日銀副総裁の発言で先物買い加速

投稿:

市況

 7日前引けの日経平均株価は前営業日比789円15銭高の3万5464円61銭と続急伸。前場のプライム市場の売買高概算は15億9007万株、売買代金概算は3兆6658億円。値上がり銘柄数は1401、対して値下がり銘柄数は230、変わらずは15銘柄だった。

 6日の米株式市場でNYダウとナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発した。米国株の下げが一服するなか、日経平均は前日に過去最大の上げ幅を記録していたこともあり、朝方は反動売りが出て下落幅は一時900円を超えた。その後、日銀の内田真一副総裁が北海道函館市での金融経済懇談会でのあいさつで、金融資本市場が不安定な状況では利上げをすることはないとの認識を示したことが伝わると、短期筋による先物買いが入り日経平均はプラス圏に浮上。上げ幅は一時1100円を超えた。高値と安値の値幅は2100円超と荒い動きとなった。東証の業種別指数は全33業種が上昇し、銀行業が上昇率トップ。好業績銘柄への買いも全体相場の支えとなった。

 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が急伸。ディスコ<6146.T>や三菱重工業<7011.T>、キヤノン<7751.T>が上値を追う展開となり、三菱商事<8058.T>やソフトバンク<9434.T>、ソシオネクスト<6526.T>が買われ、川崎重工業<7012.T>やNISSHA<7915.T>、ネットワンシステムズ<7518.T>が大幅高となった。半面、三菱製紙<3864.T>やダイキン工業<6367.T>、三井化学<4183.T>が下値を探り、オリエンタルランド<4661.T>が軟調。NTTデータグループ<9613.T>が急落した。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。