午前:債券サマリー 先物は大幅反落、朝方には一時144円55銭まで下落

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市況

 6日の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅反落。投資家の過度なリスク回避姿勢が和らぐなか、朝方には一時144円55銭まで値を下げた。

 米サプライマネジメント協会(ISM)が5日発表した7月の非製造業景況感指数が好不況の分かれ目となる50を2カ月ぶりに上回り、米長期金利の低下が一服したことから債券先物には前日まで急騰していた反動が出た。また、日経平均株価が急速な切り返しをみせたことが影響したほか、厚生労働省が発表した6月の毎月勤労統計調査で実質賃金が2年3カ月ぶりにプラスに転じたことで日銀の利上げ姿勢が改めて意識された面もあった。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る場面もあったが、きょう実施される10年債入札の結果を見極めたいとして戻りは鈍かった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比1円40銭安の144円66銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.160%上昇の0.910%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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